遺産分割調停において不動産鑑定が行われるのは、どのような場合で、どのような手順で行われるのでしょうか。 遺産分割調停において、不動産鑑定が行われるのは、遺産である不動産について、申立人と相手方の間で評価の合意ができない場 […]
「相続問題Q&A」の記事一覧
広義の再転相続【再転相続3】
判例紹介 相続が開始して遺産分割未了の間に第2次の相続が開始した場合において第2次被相続人から特別受益を受けた者があるときは持戻しが必要である旨の判例(最高裁平成17年10月11日決定 最高裁判所民事判例集59巻8号22 […]
【再転相続 2】熟慮期間
1 Aが死亡し、唯一の相続人であるBがAを相続した。ところが、Aが死亡してから2か月後にBが死亡し、唯一の相続人であるCがBを相続した。Bは、生前にAの相続を承認するか、放棄するかについて、決定していなかった。Cは、第1 […]
【再転相続 1】相続人が相続の承認又は放棄をしないうちに死亡したときはどうなるか
祖父Aが今年3月に亡くなり、2か月後の5月に突然、父Bが亡くなりました。祖父Aの相続人は、父Bのみです。父Bは、生前に祖父Aの相続を承認するか、放棄するかについて、決定していませんでした。 父Bの相続人は、私C一人です。 […]
相続放棄を行った場合、新たに相続放棄を行わなければならない親族の範囲
相続放棄については、本ページの「相続放棄の手続(申述)」等の記事において、その手続、効果等について、説明させていただきました。 これについて、相続人の1人が相続放棄を行った場合、具体的にどこまでの範囲の親族が新たに相続放 […]
遺産分割前の預貯金の引出
1 預貯金債権等についての最高裁の判断の変更 預貯金等の可分債権は、「数人の債権者又は債務者がある場合において、別段の意思表示がないときは、各債権者又は各債務者は、それぞれ等しい割合で権利を有し、又は義務を負う。」(民法 […]
特別受益者の範囲(相続人の親族への贈与、代襲相続の場合)
先日、母が亡くなりました。父は10年前に亡くなっており、相続人は、母より前に亡くなった兄の息子、及び妹の私の2人です。 この件について、以下の質問にお答え下さい。 【質問1】 母は生前、私の夫が自宅を購入する際に、500 […]
自筆証書遺言書保管制度を使ってみました
令和2(2020)年7月10日から、自筆証書遺言保管制度が開始されました。そこで、今回、この制度を使ってみました。 自筆証書遺言とは、遺言を作成する人が、全文を自筆で作成する遺言書です。 ただし、令和元(2019)年1月 […]
無効な遺言書が効力を持つ場合(死因贈与への転換)
1ヶ月ほど前、祖父が亡くなりました。祖父の相続人は、私の母とその弟である私から見れば叔父の2人です。祖父の遺産は、その自宅である土地・建物(時価4000万円)と現金・預金1000万円です。 亡くなる前10年間、祖父は寝た […]
相続分の放棄についての他の処理方法
「相続の放棄と相続分の放棄の違い」において、相続分の放棄の効果について、説明させていただきました。 その中で、「調停実務としては、基本的には、(相続分の放棄が行われた場合の)他の相続人の相続分の異動については、遺産に対す […]
相続の放棄と相続分の放棄の違い
相続の放棄と相続分の放棄は、どう違うのでしょうか。 相続の放棄とは、相続開始後に相続人がする相続拒否の意思表示のことであり、相続分(相続において各相続人が有する遺産に対する分け前の割合又は数額のこと)の放棄とは、相続開始 […]
使途不明金の調査3(被相続人は、最後までしっかりしていたとの反論が予想される場合-介護・医療記録等の取得)
母が亡くなりました。相続人は、私と兄の二人です。兄から母の亡くなった日の預金口座の残高証明書を見せられましたが、私が思っていたより、2000万円以上、残高が少ないです。 母の口座について兄に聞いたところ、母は、最後までし […]
使途不明金の調査2(引き出しに関与していない等の反論が予想される場合-金融機関の記録の取得)。
母が亡くなりました。相続人は、私と兄の二人です。兄から母の亡くなった日の預金口座の残高証明書を見せられましたが、私が思っていたより、2000万円以上、残高が少ないです。 母の口座について兄に聞いたところ、自分は母の預金か […]